アニメ2期開始おめでとうってことで…洋装でしたv
本当は斎藤さんも描きたかったけど間に合わずですorz
20万hitありがとうございますっ
…の意味をこめてですv
これ、千鶴が2、沖田さんが0を作って20にしてたの…わかるかな(笑)
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上の絵のおまけ沖千SS
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「…っ沖田先輩――すみません、おく、れ・・・・」
雪が降って若干視界が悪くなる中、息を切らせて駆けて来て。
まだ肩を上下させて、息を整える千鶴。
総司は待たされて顔も、耳も赤くなっていた。
申し訳なさそうに頭を下げる千鶴に、いつもだったら拗ねてみせて千鶴の様子を伺い楽しむのに、今日は何故か、ゆっくり首を横に振って。
それどころが、嬉しそうに千鶴の解けかけたマフラーを巻き直した。
「いいよ。走って来てくれたし」
「・・・・・・先輩?」
いやに物分りのいい総司に、千鶴は恐る恐る顔を上げた。
巻かれなおされたマフラーで、首も心もほんのり温かくなってくる。
「この寒いのに、手袋忘れるくらい…急いで来たんでしょう?」
「え?・・・・・・・・あっ」
言われて初めて気付いた。
手袋をしていなかった手は、真っ赤になってかじかんでいたのに――
「今日は何で遅れたの?」
「えっと、先輩にお菓子を…シュークリームうまくできたのでそれを…ラッピングするのに時間が…」
足元に置いてあるバッグに手をかけようとして、その手を優しく掴まれた。
左手に自分のものではない、まだ温かいぶかぶかの手袋をはめられて…
「・・・先輩?」
「これでいいよね。・・・ぷっ大きいね、やっぱり」
ぶかぶかなのが可愛いけど、と笑顔を向けられて、思わず寒さではなく顔が赤くなるのを感じた。
「でも…それじゃ先輩が…」
片手だけでは――と温もりを惜しく思いながらも千鶴がそう遠慮がちに答えれば、そんなこと――と何でもないように手袋をしていない手をキュっと包まれた。
「・・・・・・・」
「問題なし、これからはこうしようか?」
何でこの人は、私をこんなにドキドキさせるのだろう――
繋いだ手は一気に血が通うように、感覚を取り戻して。
お互いの温度が交じり合い、それだけで雪の中にいるのに、雪が心地いいとさえ思える。
「・・・・ね、どっちがあったかい?」
手袋をした手同士も重ね合わせて、千鶴に聞いてくる総司は子供のように笑ってる。
「・・・・・こっち、です」
手袋をしていない手を、心持ち動かせれば、僕も、と笑顔で包まれる。
「じゃあ…予定変更ね。今日は僕の家」
「?急にお邪魔して大丈夫なんですか?」
「うん、せっかくこれ…作ってくれたんだし。…家でゆっくり、食べたいし」
「先輩、甘いもの好きですもんね。よかった…いっぱい食べてくださいね」
にこにこ微笑みながらそう返した千鶴の白い息に、総司の白い息が重なって――
「・・・・っ!せ、先輩・・ここ・・」
外ですよ!と真っ赤になった千鶴が、少しうらめしそうに総司を見上げるけど。
余計したくなるだけなのに、と総司がふっと顔を綻ばせて。
「僕は甘いもの…大好きだから。……期待してるよ?さ、行こう」
しんしんと雪が降る中、二人手には温かさが降り積もるばかり―
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