「今日は7月7日だね」
「そうなの?それなら七夕なのね」

「この世界、四季なんてものありませんからね。そんな事ここのところ思い出しもしませんでした」
「タナバタ……ってなんですー?」
「七夕は日本の文化なのよ。青竹に短冊をつけて飾って……」
「ちょっと待ってください。本来は中国の文化ですよ。あなた何適当に説明しちゃってるんですか」
「……っそ、そんな細かいところ!」


「……で、結局タナバタって何なんですー?」
「それはね、レイン。〜〜〜なんだよ」
「うわ〜キングーこれまた見事な省略っぷりで。ありがとうございますーわかりましたー」
「わかったの!?」「わかったんですか?」
「はいー」

「じゃあ、タナバタしようか!星も見えるし」
「鷹斗、レインみたいに変なカタコトになっているわよ?」
「星が見えても笹もありませんし、飾りだってありませんし、短冊に書く願いだってありません」
「そんな事言わないでしようよ!実はね、ほら……見てっ!!」


じゃーん!!!
(笹登場)


「どうしたの?それ」
「実はね、撫子とタナバタしたくって……作ってみたんだ」
「まだカタコトになってるって、ツッコむところか、そんな事をしていたんですかと説教するべきか悩むところですね。……はあ、面倒なことに……」
「まあまあいいじゃないですかーじゃあ飾って、書いて、星でも見ますかー」


「ところで、皆さんほんっきで一番願いたいこと、書けますー?」
「・・・・・・・・・・・(撫子)」
「・・・・・・・・・・・(円)」
「書けるよ、俺は撫子と…「なるほどーやっぱりそんなものですかー」






***


こんなやり取りがあった後だと思ってください(長っ!!)















誰とCPで訳じゃあないです。

黄色のところは撫子じゃなくて、鷹斗と円とレインの心の言葉というか。

みんなが撫子のことを大切に思ってる、そんな感じにしたかったんですが。


撫子を目覚めさせることだけを考えていた日々は、きっと星を見上げることもなかっただろうなあと。


政府側メンバーなんでこんなに好きなんだろうと思います^/^